2023年4月18日からHbA1cを約2%、体重を約13%改善させる週1回の注射薬「マンジャロ」(チルゼパチド) が保険適用で使えるようになりました。
マンジャロは週に1回自己注射で投与する薬剤となっております。 「注射」と聞くと抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、マンジャロは非常に扱いやすい薬剤となっており、使用する際には当院の看護師が丁寧に注射の指導をさせて頂きます。 実際に患者様の声としては「週に1回の注射で毎日飲んでいた飲み薬が減ったので、想像していたよりも楽です」「体重も落ちたので、治療のモチベーションが高まった」などの声を頂いています。 マンジャロの特徴は以下になります。マンジャロは、GLP-1受容体作動薬とGIP受容体作動薬の両方の作用を持つ薬で、インスリン分泌を促進し、血糖値を下げる効果があります。他の糖尿病治療薬と比べても、血糖値の改善効果が高いとされています(図1)。
マンジャロは、食欲を抑える働きがあるため、糖尿病患者だけでなく、肥満の人にとっても有効です。臨床試験では、他のGLP-1受容体作動薬と比較しても、より大きな体重減少が見られています(図2)。最大用量の15mgで52週間の経過で体重が13%減少したと報告されています。
マンジャロは週1回の注射で済むため、毎日薬を服用する必要がありません。これにより、服薬の負担が軽減され、継続しやすくなります。
GLP-1受容体作動薬には心血管疾患のリスクを低減する効果があるとされており、マンジャロも同様の効果が期待されています。糖尿病患者は心血管疾患のリスクが高いため、こうした効果は大きなメリットです。
一部の患者にとっては、マンジャロの使用によりインスリンの必要量を減らせる可能性があります。これにより、低血糖のリスクを抑えつつ、血糖管理を行うことができます。
監修: Myクリニック本多内科医院 院長 本多洋介
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